朝日新聞社の販売局で大阪府南部地区の担当をさせていただいております井上充と申します。読者の皆様は新聞社の販売局と聞いても、仕事のイメージが湧かない方が大半だと思います。
私の仕事内容を簡単に説明しますと、取引先であるASA(朝日新聞販売所)の新聞社側窓口といったところでしょうか。具体的には毎月最低1回、担当地区内のASAを訪問。経営者であるASA所長と「朝日新聞の部数をいかに増やすか」という戦略を話し合います。
但し、ASAによってエリア特性は千差万別。他紙との競争状況やASAの経営・労務問題なども計算に入れながら、目標達成に向け最適な方法を所長と共有していきます。入社6年目の私にとっては、まだまだ勉強する事も多いですが仕事のやりがいも感じ、日々奮闘しています。
そもそも私がこの仕事を目指したきっかけは、大学時代に朝日新聞の新聞奨学生をやった事が最も影響しています(※新聞奨学生とは学生が新聞販売所に住み込みで配達、集金などの業務に従事し、大学に支払う学費などを奨学金として受給する制度)。販売所で配達、集金をしていた立場から新聞を発行するメーカー側の立場になり、改めて感じる事は新聞が読者の皆様の元へ届けられるまでに携わる人数の多さです。
記事を書くため取材現場を駆けずり回る記者、記者が書いた記事を確認し見出しをつける人、紙面レイアウトを考える人、印刷工場で新聞を印刷しミスがないかチェックする人、印刷された新聞を大切に販売所へ配送する人、販売所から読者宅へ雨の日も風の日も毎日休む事なく配達する人。このように様々な人間の思いを詰め込んで、新聞は皆様の元へ届けられています。時にはこうした新聞に携わる人々の思いも想像しながら、目を通して頂ければ幸いです。
インターネットの普及などにより、残念ながら若年層を中心に新聞離れが進みつつあります。しかし、そんな時代だからこそ人間の温もりが感じられる新聞の存在価値が見直されるべきではないでしょうか。昨年3月の東日本大震災発生後、各地の避難所に届けられた新聞は被災地の方々に熱心に読み回されたそうです。
|

|
|